2016年4月23日

フォーカス式婚活パーティー出会い術

婚活とは婚約活動の略称であるなどということは、十数年前の人たちはすぐには理解できませんでした。 今のようにさまざまな業界が不況にあえいでいなかった時代、少子高齢化も遠い話に感じられていた時代には、婚約活動という言葉自体があまり普及していなかったのです。

しかし今では婚活という言葉はどこにでも現れ、就職活動と同じように人生で必ず一度は必要になるもののように扱われています。 その分婚約活動をサポートするサービスや企業もかなり増えてきて、今や婚活市場は戦国時代に突入したかのような状況です。

婚約活動

こうなってくると身の振り方に迷い出すのはなんと言っても、実際に出会い探しを行っている婚活者たちです。 特に30代前後、そろそろ社会的地位をある程度築いておかないといけないとされる時期には、これまで恋愛について無頓着だった人ほど焦り始めるものです。

彼ら彼女たち今すぐ結婚したい、それが無理でもせめて異性とお付き合いを始めたいという男女たちは、まずは婚活パーティーに参加するのが定番の流れとなっているようです。 今回はこの婚活パーティーという婚約活動に励む人すべてが一度は参加すると言われている催しでの出会い方、振舞い方をお教えしようと思います。

チャンスは一度しかないと思え

早速婚活パーティーで出会おうとやる気を出しているところ出鼻をくじくようで申し訳ないのですが、ひとつ大きな注意点をお伝えしておかなければなりません。 それは婚活パーティーは同じ種類のもので原則一回しかチャンスはないと思え、ということです。

哀しい事にたまにというか、実に多く居る婚活者に、何度も何度も同じパーティーに参加している人が居ます。 彼ら彼女たちは単刀直入にひどい言い方をすれば「負け組」に属する人たちであり、いわゆる婚活地獄の亡者たちです。

こういった人たちは周りの言葉をかんたんに信じてしまう癖があるため、見事に婚活斡旋業者たちの誘いに乗ってしまいます。 普通の神経をしていれば、婚約活動を真剣にしている人たちが参加しているパーティー、それも同じ種類のものに何度も何度も参加するのは気が引けるものです。

狙いを定める

なぜなら彼ら彼女たちは自らパーティーに参加することで、「私はこれまでのパーティーで誰とも出会えませんでした」と宣伝して廻っているのと同じだからです。 しかも恐ろしいのはそういった宣伝のような行いを自分がしていることにまったく気付かず、パーティーの運営者などにリピーターさん扱いされていることにも気付いていない場合が多いのです。

人にはそれぞれ出会いのタイミングというものがありますが、しかしだからといって同じ種類の婚活パーティーに何度も参加するのはおすすめしません。 なぜなら一度、二度参加してもまったく成果がないのであれば、それはそのパーティーの質が低いか、そもそも婚活をしている人本人に問題があると言えるからです。

今回は駄目だっただけとか、もう一度やったら何かが変わるなどとは思わないことです。 婚活パーティーで異性と出会い、結婚を前提としたお付き合いを始めるチャンスはただの一度しかないと覚悟した上でパーティーには参加すべきなのです。

そもそも質が悪いと理解せよ

今どき流行りの婚活系サイトやイベントの多くは、暴論のように聞こえるかもしれませんが、言ってしまえばそれに参加している人は基本的に質が悪いものです。 具体的に言えば見た目が悪いのはもちろん、性格も悪いし、経歴や収入もそれなりに悪いと覚悟しておいた方が良いでしょう。

何故そのようなことが言えるかというと、それはすでに多くの人が理解していても言わないのと同じように、質の良い男女はそもそも婚活イベントに参加しないからです。

そんな話は根拠がないと言われるかもしれませんが、素直に考えてみればそれ自体本当かも分からない婚活業者提供の数値とか論説を用意して根拠など示さずともよく理解できることだと思います。 優秀な人は20代前半ですでに恋人が居て、その人と順調に付き合って30代手前頃には入籍したり、事実上の結婚生活として同棲を続けていたりするものです。

行き遅れ

少なくともスペックの高い男女はまず30代で一人身なんてことはありません。 もちろんほんの数ヶ月の空白くらいは空く可能性がありますが、そんな空白期間も恋愛の達人にとっては遊び、余暇でしかありません。

これ以上真実について話しても婚活をしている人たちには役に立たないため述べませんが、とにもかくにも、婚約活動を趣旨とした催しには質の悪い人しか集わないことをまず理解しておくべきです。 もちろんさまざまな環境や条件との兼ね合いで例外もあり得ると思いますが、適当に未婚・独身の男女を集めただけの劣悪な婚活サイトには良い人なんて一人も居ないことをまず理解しておいてもらいたいと思います。

そして自分自身が今その仲間の一人であるという自覚と危機感を持ち、同じように地獄に片足を突っ込んでいながらも真剣に出会いを求めているごく少数の異性と出会う努力を開始すべきなのです。

ターゲットは絞れば絞るほど良い

ある他所の婚活系サイトでは、出来る限りいろいろな異性に好意を向けた上で、その中から目ぼしい人をピックアップすべきだと書いてありました。 しかし私神田川としてはそのような方法はおすすめできません。好きなだけ好きな人物に好意を寄せてきたからこそ、あなたは今一人なのです。

ではどうすればいいのかというと、まずは婚活パーティーに参加したら、できれば一人、難しければ多くとも三人程度まで狙うべき相手を絞ることです。 自分は今日この人とメアド交換をする、次に会う約束をするなど、明確に目標も決めておくべきでしょう。

実際に婚活パーティーに参加した人たちは、皆やはり出会いを目的としているため会話や交流に積極的です。 だから普段異性との関係を持っていない人ほど緊張しすぎたり、逆にテンションが上がりすぎてしまうものです。

そしてすることと言えばどの女性が良いかなと常に目移りしているだけだったり、完全に殻に閉じこもって動かなくなるかのどちらかです。 この二つはどちらも同じ結末、結局深い仲が築けそうな人と出会わなかったというお決まりパターンに落ち着いてしまいます。

フォーカス

こういった八方美人か孤立無援という両極端な状態に陥ってしまわないようにするためには、とにもかくにもパーティーが始まったらすぐに今日狙う候補を絞ることです。 一番気楽なのは二人に絞って片方が駄目ならもう一方を選ぶというかたちですが、本気で立ち向かうのであれば一人の人だけを追い求めた方が結果的に良い場合も多々あります。

ただひとつ注意しておいてほしいのは、一人にターゲットを絞ったらその人にガンガン食いついて行った方が良いということです。 もちろんその食いつきを相手に知られるのは問題なので、他の男があまり寄り付かない程度に常に側に居る程度の行動で収めておくと良いでしょう。

上手くターゲットを絞って行動し、その人と深い関係が結べなければ、その日のパーティーはあきらめた方がいいでしょう。 諦めたら試合は終了ですが、終了すべき試合も世の中にはあります。自分にとって毒となる行動は、早め早めでやめてしまうことの方が実は一番難しくて大切なことなのです。

「婚活」よりも「出会い」について考えてみよう

これまでに書いたように、いわゆる婚約活動というものには負の感情が入り乱れてしまいがちです。 これはその活動に励む人のメンタル次第だと言う人も多いですが、正直言ってそれ以前の問題で、婚活せざるを得ない状況自体に問題があるのです。

考える

くれぐれも信用してもらうために書いておくと、現在私は40代を迎えたばかりの男ではありますが、すでに今は三人の女性と深いお付き合いをしています。 しかも三人は三人共知り合いであり、皆私の恋人であることを知っています。つまり不倫という不道徳行為ではなく、ある種の一夫多妻制が合意の上で成り立っているのです。

このあたりの私の恋愛関係については日を改めて別の記事でもお伝えしていこうと思いますが、ともかくこういった状況に居る私にとっては、婚約活動に執着する男女に違和感を感じざるを得ません。 婚活婚活と言いますが、婚活以前に男女の出会い、もっと範囲を広げたら人と人との出会い自体についてもっと深く考えを巡らせてみるべきだと私は考えます。

出会いというものは価値観と価値観の衝突であり、また同時に新たな発見でもあります。 そんなさまざまな驚きの連続である出会いについてもっと考えて、自分が何故他人と出会いがなかったのか?これから出会いが本当にあるのだろうか?といったことも、婚活に励む人々には今一度考え直してみてほしいと思います。

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