2016年4月2日

今すぐ捨てるべきセックスの思い込み-男女観編-

女をイカセる方法というのは、何も小手先のテクニックで理解できるものではありません。ここをこうすれば感じるとか、やっぱり男はこれくらいの大きさがないととか、正直あれはネタです。

ネタをネタとして認識できない人がネットを使うのは難しいと、元巨大掲示板管理人も言っていました。これは実はネットの世界だけの話ではなく、人と人との出会いや身体の触れ合いにおいても言えることです。

妄想

ですから本当の意味で女をイカセる方法を習得したいのであれば、まずは自分がこれまで学んできた間違った知識や思い込みを排除することから始めなければなりません。なにかを否定することに偏執的に嫌悪を持つ人も最近は増えていますが、おかしいものはおかしい、是々非々の見地で物事を見なければ、物事は必ず悪い方向に進むということを理解しておくべきです。

今回はそんな異性との関係だけでなく人間関係全般に悪影響をもたらしてしまう、ありがちなセックスにおける思い込みをいくつかご紹介したいと思います。

「ペニスは絶対に大きい方が良い!」という主張。

具体的な例を挙げれば、たとえば世の中には男根崇拝主義ともとれるような、男性器の大きさに強く興味を示す男性がいくらか居ます。 いわゆる男のペニスは大きければ大きいほど良い、女性は大きな男性器を求めているのだと主張する人たちです。

このての人たちは昔からかなりの数居るものですが、私の経験上や他の多くの人たちの体験談を聞く上では、彼らの主張をそのまま鵜呑みにするのはなかなかに心許ないものと言わざるを得ません。 彼らの主張に反して女性はそもそも男性器自体に嫌悪を持っている人が多く、嫌悪を持っていない人でもそこまで大きさに注目している人はあまり居ません。

パワー系

聞いた話によるとペニスには硬さや持続力を望む女性が多く、人によっては大きさというより長さだけあれば良いと答える人も居ます。 よく居る巨チン至上主義者のような人は、イメージとして横幅も長さも大きな巨大ペニスを素晴らしいもののように言っているようです。

しかし残念ながらペニスは横幅が大きいと女性の膣内で圧迫感がありすぎて苦しいとか痛いという人は多く、むしろ平均程度の横幅じゃないと嫌われるとも言われています。 このように大きな陰茎至上論に対する反論要素は挙げだすと暇がないものですが、一番重要な根本的な注意点は、そもそもペニスの大きさに執着しているのはおかしいということです。

むしろ男女間のセックスというものはコミュニケーションの一つに過ぎないわけですから、いかに女性を悦ばせることができるか、一秒一秒の自分の動きについて深く考えた方が効果的です。 ハッキリ言ってしまえばペニスの大きさとか形がどうのこうのと考えるのは時間の無駄以外のなにものでもありません。

そもそも形が悪かったらちんこを取り替えるのですか?あと何故そんなにおちんちんに詳しいのでしょうか?毎日ペニスのことばかり考えて暮らしているのでしょうか?

まとめるとペニスは大きいほどに素晴らしいという思い込みから逃れられない人は、女をイカセる方法が云々以前に、自分は女性が好きなのかペニスが好きなのかを真剣に検討してみる必要があるでしょう。 そして自分は本気で心から女性をイカセたいんだと考えているのであれば、まずはペニスの形状に固執するのをやめて、目の前の女性に眼を向けるべきです。

「女性は激しいプレイが嫌い」という先入観…

女性はおしとやかで繊細で優しくすべき対象であると主張すれば、それは現代社会では逆に批判を呼ぶことになると思います。 すでに理解していることだとは思いますが、女性はべつにおしとやかである必要も繊細であるとも限らず、人によっては優しくする必要なんてまったくありません。

そしてそもそも、女性はこうだとか男性はこうだとか、あるべき姿とかこうに違いないなどと決めつけて語ること自体がすでにおかしいのです。 女性は女性男性は男性ですが、その男女の定義や分別は医学的見地以外ではかなり曖昧なものであることを、現代に生きる人たちの多くはすでに理解しています。

女性と性欲

しかし、そんな今ではスタンダードになった認識も、こと性生活というプライベートな領域には適用できない人が多いようです。 たとえば女性とセックスする時は優しくするなんてことは、半分その通りですが、半分そうでもないと言えることです。

相手の女性が処女だったりメンタルが弱かったり、そもそも激しいプレイが元から大嫌いだと言っているような人であれば、できるかぎり優しくセックスも行っていくべきでしょう。 さらに言えば当たり前ですが相手の身体に傷が残るようなことや苦しめるようなことは、相手が本気で望んで自分もその望みを与えてやろうと思わない限りしてはいけません。

しかし、まだ相手がどんなセックスを求める人なのか分からない時点で、女性とは激しいプレイをしてはいけないと思い込むのはもったいないことです。 今どきの漫画や教科書ではどのように描かれているかは分かりませんが、一昔前のそのての書物で描かれていたような、セックスに対して苦手意識がある女性ばかりが現実に居るのではありません。

むしろ性欲旺盛でセックスに積極的な女性もかなり多く存在し、その中には激しいセックスでないと満足できない、むしろ激しくしない男にイライラするというような女性も居るものです。 ですから女性を本気でイカセたいと考えるのであれば、相手の顔色や声色、仕草や雰囲気すべてを敏感に感じ取り、できると思ったときは激しく攻めていくことも大切なのです。

女性によっては普段は優しいのにセックスの時だけ少し激しくなる男性にギャップ萌えする人も居るため、やらないよりはやってみた方が良いと言えるでしょう。 もちろん許容範囲というものはありますから、最低限の気遣いやマナーには気を付けた上で行うのは当然のことです。

「思い込み」がもっとも危険です。

以上、今回は大きく分けて二つご紹介しましたが、この二つに共通することはずばり「男女観における思い込み」です。男の身体はこうあるべきだ、女性はきっとこうに違いないと考える思考は、どちらも性別に無駄な決め付けをしているため危険なものです。

思い込み

実際のところここ最近の日本は男女それぞれの定義もアイデンティティもなにもかも、その差も分別もかなり曖昧で分かりづらい状態となっています。十数年前からすでに食生活や環境の変化で若い世代ほど中性的な人が増えるとどこかの学者が語っていましたが、まさにその通りの現実が今確実に近づいています。

心からあなたが女性を悦ばせたい、女性に好かれたい、多くの女性と関係を持ちたいと願っているなら、なおさら男がどうとか女がどうとか語っている場合ではありません。相手を女として見るのではなく一人の人間として見ることができなければ、現代社会は恋愛どころか出会いすら成り立たないのだということを肝に銘じておいてください。

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