中年男がクラブで女性と出会う方法
バブル世代のおじさんは気を抜くとディスコと呼んでしまうのが、若者がお酒を飲みおしゃべりをしてダンスを楽しむクラブです。
一時期、特に大阪では深夜の営業が規制されるなどして多くの箱(クラブの俗称)が閉店してしまったクラブ業界ですが、今もなお男女の出会いの場としては人気のある場所です。
なによりここには音楽やファッション、サブカルチャー、アートなどに興味がある若者が集まりやすいため、今時の女性と出会いたいならクラブという存在は無視不可能でしょう。
呼び方が違うものにライブハウスもありますが、クラブとライブハウスの線引きはかなり曖昧であるため、出会いの場としては同じようなものと考えて頂いても特に支障はありません。
結局のところ、クラブであれライブハウスであれ、ここには若くて活発な男女がたくさん集まっているということだけはまず注目しておくべきことです。 そして、私のような中年男がこういったクラブという場所で女性と出会う方法はあるのか?ということを今回は検証してみたいと思います。
若さに合わせる体力はあるか?
自分より年下で元気のある女の子たちと知り合えるなら、今すぐにでもクラブ通いをしたいと考える私のようなおじさんは多いものです。
なので実際クラブに来てバーで飲みながら女の子をナンパしているおじさんもたまに見受けられます。
しかし、そんなナンパおじさんになった上で、クラブの中で浮いた存在になったり、陰口を言われる老害になりたくなければ、それ相応に若者に合わせる努力が必要です。
具体的にはその箱で今流れている音楽のジャンルに詳しくなったり、最低限のファッションセンスを持ち合わせたり、コミュニケーション能力も必要になります。
さらにそれだけでなく、多くの場合クラブというのは深夜営業しているものであり、そこで長時間粘り続ける体力が必要になります。
特に大勢の若者が集うクラブには椅子や休憩スペースは人で常にごった返しており、なかなかゆっくりと自分の足を休める場所が確保できません。
これは実際に行動に移してみるとよく分かりますが、さすがに40代近くともなると、オールナイトでお酒を飲んだり踊ったりするのはもちろん、ただ外出先で一夜を過ごすということが体力的に難しくなります。
なので体力を度外視してクラブで女性と出会おうとすれば、変なおじさんが一人でバーで酔いつぶれているとか、貧相なおっさんに声かけられたまじきもいなどと若い女の子に言われてしまいかねないのです。
能のない中年はクラブに居ません
たとえクラブで元気に一夜を過ごす体力を培ったとしても、ある程度空気を読んだコミュニケーションが取れたとしても、実はクラブに中年男性が居るためにはほかに必要なことがあります。
それはずばりクラブに関わる何らかの能力を有していること、ステータスを持っていることです。
たとえば毎日工場勤めで年収も低い上にスキルもなく、音楽はJPOPしか聴かないし特にどこかのカルチャーに精通しているわけでもない男性が居たとします。
そんな普通によく居るダメ中年をクラブという特殊な環境が相手にしてくれると思えるでしょうか?そもそもどのクラブのどの時間帯に行くのがベストなのかも自分で把握できるでしょうか?
つまるところ厳しいことを言ってしまえば、クラブで女性と楽しく会話をしたり、男女の出会いを楽しんでいるおじさんというのは、それ相応にクラブに見合った教養を持っているものなのです。
ですから特に音楽やその地域のカルチャーなどに興味も関心もなく、学ぶ意欲もない人は、たとえ年齢が若くてもクラブに居続けることは難しく、次第に孤立化していくのは間違いありません。
クラブという場所はそこらの飲み屋でもなければ婚活パーティー会場でもありません。あくまで最新の流行や文化に興味や関心、教養を持つ者同士が親交を深めるコミュニティなのです。
この点を理解していない場合はどう足掻いても男女の出会いをクラブという場所で得るのは難しいでしょう。残念ながらクラブは音楽と若者の場所であり、若い女にしか興味がないお年寄りはお呼びではないのです。
実は難易度が高い場所
これまでに書いたようなクラブやライブハウスといった場所の特徴を要約すれば、出会い探しという観点で見れば、クラブという場所はかなり難易度が高い場所と言えます。
よっぽど自然にクラブという場所に普段から足を運んでいるような人でなければ、特に中年以上の男性であれば、正直近寄ることすら難しい場所がクラブであると言えるでしょう。
もちろん世の中にはすべての世代や文化を取り込めるほどに大きな巨大クラブやライブハウスも存在しますが、そういった場所で出会い探しをするのはジャニーズのコンサートでナンパするくらい無謀な行為です。
ですから特にクラブカルチャーやアンダーグラウンドな世界に興味があるわけではないのであれば、そういった場所での出会い探しを検討するより、より自分に見合った出会い系サイトや婚活サイトに通ってみることをお勧めします。